Yin and Yang

物事を考える時、HowとWhyの2つの視点からはじめることができる。前者は科学的思考をする時、後者は宗教的思考をする時とおおまかにくくる。Whyからはじまる科学は、えてして後付けの説明に帰する。Howから考える日常は、無機的な味気ない感情に堕する。Whyばかり考える日常は、宗教的か哲学的な思考が回帰して他人から見ると独りよがりである(ある意味思考停止している。)。WhyとHowのバランスをとって思考ができるのが理想だが、2つの考えの比率が違うから個性も生まれるのだろう。ただ、この問題を少しでも意識しているか否かでかなり生き方が違ってくるとは想像する。陰がWhyで陽がHowとすると、ちょうど陰陽太極図の境を曖昧にした場合の灰色の領域が理想のHow/Whyだ。