インスタントな生活

   友人から大量のインスタント食品が送られてくる。その次の週、元職場のN先生からさらに大量のインスタントの差し入れを頂く。土日や平日の夕方は、インスタントで済ます生活を送っているが、最近は見るだけでお腹がいっぱいだ。
   有名なY先生の仕事の話を聞く機会を得る。一流の人の仕事は、普遍的で必ずあらゆる問題を提起するものなのだと感じる。今まででそう感じたのは、Y先生を含め2人だけだ。Y先生関連でこちらの日本人の同僚と世間話をしていて、驚くべき情報を得る。やはり人や人生は分からないものだ。また、同僚と話していて、彼らと私は仕事のスタンスが違うということに気づく。彼らは名誉や自分だけの流派の確立も望んでいない、ただの従事者を目指しているのだろう。だから、仕事がうまくいかなくても、何年先の不安も、その場しのぎの今のポジションで生きていければ比較的平気なのだろう。私ならプライドを保てずに、死んでしまいたいくらいに苦しむかもしれない。あ〜、なんてインスタントな人生なんだ。
   現在仕事がうまくいかないので、苦しくも懐かしい戦闘態勢の私にならざるを得ない。。