野武レス御武李ー樹

気持ちよくヴィザ更新が済む。
   上司と仕事のまとめについて話す。話ついでにボスから、お前はこの仕事終わったらボスにならなな、でないと俺は残念に思うぞ、でももし仕事続けたいなら残ってもいいんだぞ、との冗談とも本気ともつかない激励を受ける。褒め上手、聞き上手、楽観主義はボスになった人にだいだい共通している。もし私がボスになったら、あんな奴でもなれるんだ、と思う人がいるに違いない。性格や外見ゆえか、昔から私はなぜか人に舐められる傾向にある。
   私の学生が大変な問題を抱えているようだ。きっかけは、ほんの小さなものだったのだが、よくここまで悪い状況になるものだ。以下、学生の言い分。一緒の職場の女学生が、彼に対する根拠のない噂をさらにねじ曲げて悪い噂に変え、メールで教授と全学生に広げている。さらに女学生とその彼氏は夜中に学生に電話をかけ、侮辱の言葉とともに大学を去れとまで言う、ということらしい。女学生の行動が事実であれば、かなりの問題児だ。彼女の未熟な正義感とその裏にあるであろう人種差別をしてこういう問題を引き起こしていると想像する。最悪なのは、彼女が良い行いをしたと信じている様子であることだ。そして職場では快活な好い奴として認められている(被害者にとっては、理不尽極まりない、悪人の一形態だろう。)。解決策はとったので収束するだろう。にしても、私の担当した今までの学生達はトラブルを起こしてばかりだ。。
   ふと、職場の女性達を思い浮かべて思う。こちらでは多いのかもしれないが、活発な女性でかつ小さな問題や物事を大きく取り上げたり(信じたり)、自分の(根拠のない)信念をかたくなに保持主張する傾向がある人は少なくとも私の中では、要注意人物だ。この傾向は、仕事にも現れる。要点でない小さなことをいちいち大きくし、主張するので本質的な結果を残さない。私がボスになる場合には、いつかこういう観察は役に立つであろう。
   今後トラブルを被らないために、この女学生との接触を慎重にしなければならないだろう。実際ははらわたが煮えくり返って話もしたくないのだが。