オハヨウ、ゴザイマス!

最近職場に入ってきたgeekな男、Dirkにお互いの言語を教え合っている。といっても挨拶程度である。たまに、えせ大阪弁スラングを教えてみたりする。そんなわけで、最近の一日は彼の覚えたてホヤホヤの日本語、「おはようございます」から始まり、一日の終わりには「さようなら、また明日」で締めくくられる。しかし、彼はとにかくよくしゃべる。哲学、宗教、科学、日常の話まで多岐にわたるが、一度などは、今日は発音がなかなかいいと褒めたら、その後一時間以上言語学についてしゃべられて仕事をつぶされた。。
   そんな彼に私の名前の意味を適当に教えたら、以来職場でmaster of Zenにされてしまった。そうか、それでお前は職場に毎日入り浸ってもストレスがたまらないんだな、という冗談である。たしか、日本でも修行僧のようだ、と言われていたので私の行いや雰囲気に何か共通するものがあるのかもしれない(私の性分がstoicismと結びつくのは必然なことではある。)。私は現在、背中近くまでのびた後ろ髪を結んでいるのだが、これはSamurai、芸術家、哲学者のようなイメージを共起しかつhippieのような緩い感じがするとのことだ。日本やアジア系の典型的な堅いイメージと違うので好評のようである(からかっているか他に褒めようがないとの見解もあるが。)。心なしか街でよく見知らぬ人から手を振られたり、人当たりもいいような気がする。自分自身の印象ってのは他人の何気ない言葉や態度ではっと気づかされるからタチが悪い。hippieな修行僧、Crespondence、少なくともまだ悟ってはいない。