煮詰まってのち溶ける

最近改良した仕事の手法は大事な試料を無駄にする確率が高すぎて、汎用に耐えるものではなかった。同様のことをやっている人はいるが、やはり同じ問題を抱えている。そこで、仕事の各段階を見直して、ある段階でもう一つ工夫した段階を挟むことを考えついた。原理的にはうまくいくはずであるが、不確定要素が多く、駄目もとである。今日その結果を得たが、予想外に綺麗な結果がでた。思わずため息をついていた。てこずらせやがって、と言う意味で。
   この手法は、単純であるが、文献にも見当たらないので、新手法であるといっていいだろう(なにを工夫したか聞いたら、多分笑う人もいるのではなかろうか。日常生活でよく使う手法だし。)。まだまだ一般に広めるには細かい検討が必要だが、今のままで十分汎用性がある。ついでに面白い結果も得たので、今後の仕事の方向性に影響を与える可能性がある。気を落ち着けて、冷静に迫れ。