休んでる場合?

久しぶりに晴天続きの先週、休暇をとり湖畔でのんびり過ごしたり、買い物を楽しむ。
   休暇中にもメールは次々とくる。その中で、同業者の後輩が職場を変わったとの連絡を受ける。以前の職場では満足できなかったらしい。家族持ちであるし、給料は下がる等の条件を考慮しても自分の人生を賭ける決断をしたようだ。
   暗澹とさせるメールもくる。一流誌Cとその姉妹誌に仕事を出し米国留学から日本に帰国したFさんが、その道を断念したことだ。職探しをしながら、大学に学生として給料を払って仕事をし、結局2年間どこにも彼を受け入れる先が見つからなかったらしい。断腸の思いで地元で農業をするという。彼の能力、今までの業績を考えると、言葉を失う程、馬鹿げた信じられない話だ。そして人ごとではない。
   しかし、人の一生や人の幸せを考える時、Fさんの選択はいいのかもしれない。それでもああ、今はもう憤りと失望で平静ではいられない。